ゴー宣DOJO

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切通理作
2012.3.31 05:25

『原発はヤバイ、核兵器は安全』感想集・葉書編1

天神のジュンク堂という大書店のベストセラーで、5位『わしズム』夜明けの復刊号、6位『ゴーマニズム宣言反TPP論』、そして7位がゴー宣道場選書 『原発はヤバイ、核兵器は安全』という報告がありました!

 

山下書店大塚店・最初の一週間のベスト10では『原発はヤバイ、核兵器は安全』が売上げ十位に!

 

しかし、紀伊国屋での『原発はヤバイ、核兵器は安全』消化率は、「現在、14%」ほどとのことです。

 

発売開始してちょうど二週間、「まだ動きは止まっておりません」という飛鳥新社編集部からの報告ですが、うーん、14%は微妙・・・・・・かな。

 

しかし、小林よしのりさんが「本がどこに置かれるかで書店のセンスを云々するのはおこがましい」とおっしゃっていたのと同じように、その本がどうだったかということは、一人ひとりの、買って読んでくれた人たちの中に存在するもので、本を制作する側は、提供させて頂く以上のことは、すべて天命と受け取るしかないのかもしれません。

 

とはいっても、やはり、自分の住んでいる街の本屋さんではたまたま、ここ数日になってから『原発はヤバイ、核兵器は安全』が平積みになっているのを見ると、つい嬉しくなってしまい「僕の街にもゴー宣道場の本が!」とワクワクする心は抑えきれません。

 

ここはやはり正直に、本能のままに呼びかけさせてください。

「皆さん、もし手に取って、この本の内容を誰かに伝えたい、広めたいと思ったなら、友人知人、あるいはツイッターなどで話題にしてくださればと思います!」

 

いまならまだ、書店の目立つところにある可能性大。

これからでも平積みにしてくれるところも、あるかもしれない!

まだまだ普及していく可能性はあると思います。

 

見当たらなければ、書店員さんに本の名前を連呼・・・・・・しなくていいですから、世の中と自分の関係、今後の社会の行く末を話すとっかかりとして、用いてくだされば幸いです!

 

さて、早くも、本に挟んだアンケート葉書に記入して出してくれた人がいます。

 

 

編集部の方がその内容をデータとして送ってくれた中からご紹介させて頂きます。


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●「生まれ変わったら自衛隊に入れてもらおうね」のくだりで声を上げて泣いてしまいました。テレビで小学生くらいの女の子の遺体を見つけたお母さんが、やっぱり「よかった、見つかってよかった」と言っていました。その時も、声を上げて泣いてしまいました。

 ありがとうございました。
(広島県・30歳男性・会社員)
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 上は、道場HPで本書のことを知ったという「いま興味があるテーマはTPP」という方のご感想。

 帯に「泣きながら読める本です!」と入れとけばよかった!

 『原発はヤバイ、核兵器は安全』は「考える」だけでなく「泣ける」本です。

 

ゲストの井上和彦さんは「軍事ジャーナリスト界のみのもんた」と呼ばれている方ですが、実際、この時の氏の発言を、会場に来られた多くの方が涙を流しながら聴いておられました。

 その魂を揺さぶるお話は、活字になってもまっすぐに伝わっているようです。

  

 自衛隊の救助活動というものは、生存者、死亡者の数というデータ的なものだけに還元されないものがある。 

 そのことを、私も教えられました。

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●まずタイトルが衝撃的!でした。

 小林先生の本は、いろいろ読ませていただいてますが、

今回も、私達に覚悟を求められているな、と感じました。

核、国防、TPP。すべて、ただ言いっ放しではなく、覚悟する。

……言葉にするのはかんたんですが、どれだけ本気で

考えることができるか。

 でも今を生きる自分達のために、将来の子供や孫たちのために、

真剣に向き合わなくてはいけないことですよね。
(女性・会社員)
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 こちらは、「いま興味があるテーマは歴史、皇室」という方のご感想。購入動機として「著者に惹かれて」とともに「タイトルに惹かれて」にマルをつけておられます。

 

 タイトル自体が、国民の覚悟を問う書。それが『原発はヤバイ、核兵器は安全』ですね。

 小林さんが道場にて「三年で世の中を変える」と期限を区切ったことの意味を、この方はひしひしと感じられているようです。本では、その真意と、現時点でどのぐらい達成したのかという中間総括も語られています。

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●こんにちは、いつも楽しく読ませて頂いております。

 最近、自分がなぜ、これ程までに「ゴー宣道場」にはまっているのか、自分でもよくわからなかったのですが、冒頭の文章を読み、「そうか!」と霞が晴れた思いです。

 色々考えて苦しかった時もありますが、変な方向へ行かずに済んだのは、小林先生のお陰だと思います。先生の御本に出会えたことに、感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

 この様に書きますと、また、先生が、自分が大きな影響を与えてしまっていると、かえって不安になられるのでは……と思わないでもないのですが……。

 どうか、その真摯さと情熱と謙虚さと面白さを持ち続けて頂きたいと思います。

生意気を申し上げてすみません。私も、先生に少しでも近づける様、努力をしていきたいと思います。

(以下付記)

また、切通先生も、御本の作成、お疲れ様でした。

内容も、装丁も、とても素晴らしいと思います!

コラムも、失礼ながら、自分と重ね合わせたりして、面白く読ませて頂きました。

あまり感想らしい感想ではありませんが、この様な御本を作って下さって、本当にありがとうございました。
(東京都・35歳女性・会社員)

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 この方も「タイトル」と「著者」に惹かれて・・・・・・と購入動機を語っておられます。

 

 後半の、私に対して言及してくださっている箇所は、「いまあなたが興味を持たれていること」の欄に書いて下さいました。

 

 

 本書冒頭の文章では、小林さんが「社会の中での自分を知るための道場」という言葉を掲げられています。そこで「霧が晴れた」とおっしゃっているのでしょうか。

 

 「自分探し」という言葉は手垢にまみれていますが、しかし自分が社会と切っても切れないならば、社会を考えることは自分を考えることから始まるし、その逆もあり得る。

 「気恥ずかしくなるほどの、書生の感覚を持ち続ける」者が、リアルにも、バーチャルにも集える道場の一員として、一緒に精進していければと思います。

 

 アンケート葉書のご紹介第二弾もまたさせて頂きます。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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